猫の年齢と人間の年齢の早見表|猫の平均寿命は?

猫は、生後1年~1年半で「成猫」(人間で言うところの成人)になります。

1年半で人間の20歳に相当し、そこから2年で24歳(下の早見表では23歳)、3年で28歳というように、人間の4倍の早さで年をとっていきます。

2年で人間の24歳に相当し、1年ごとに4歳ずつ年をとるとすれば、2年以降は「4×年数+16」という式で人間の年齢に換算できます。

ただ、計算式、下の早見表は、おおまかな目安としてください。

 

ライフ
ステージ
 猫 人間の年齢 小型・中型犬 大型犬
1ヶ月 1歳 1ヶ月


2ヶ月 3歳 2ヶ月
3ヶ月 5歳 3ヶ月
6ヶ月 9歳 6ヶ月


12歳
9ヶ月 13歳 9ヶ月 1年
1年 17歳 1年
19歳 2年
1年半 20歳 1年半
2年 23歳 2年
26歳 3年






3年 28歳 3年
4年 32歳 4年
33歳 4年
5年 36歳 5年
6年 40歳 6年 5年
7年 44歳 7年
8年 48歳 8年 6年
9年 52歳 9年
54歳 7年
10年 56歳 10年


11年 60歳 11年 8年
12年 64歳 12年
13年 68歳 13年 9年
14年 72歳 14年


15年 76歳 15年 10年
16年 80歳 16年
81歳 11年
17年 84歳 17年
86歳 12年
18年 88歳 18年
19年 92歳 19年 13年
20年 96歳 20年

獣医師広報板(www.vets.ne.jp)(平成21年版)より(一部改)
ライフステージは、服部幸『ネコにウケる飼い方』(ワニブックス)による

>>猫の年齢換算表.pdf

 

猫の平均寿命

一般社団法人ペットフード協会が毎年おこなっている調査によりますと、2021年の猫の平均寿命は「15.66歳」です。

この6年間で、猫の平均寿命は、約7.5ヵ月伸びています。

ただし、家の外に出ない完全室内飼いの猫と、家の外に出る猫に分けると、平均寿命が約2年違います(下表参照)。

一方、2016年9月に発表された東京農工大と日本小動物獣医師会の調査では、猫の平均寿命は11.9歳としています。

1990年の調査発表では、平均寿命は5.1歳でした。

これからすると、約30年間で猫の寿命は、10年以上伸びていることになります。

 

調査年 家の外に出ない猫 家の外に出る猫 猫全体の平均寿命
2016 15.81 13.26 15.04
2017 16.25 13.83 15.33
2018 15.97 13.63 15.32
2019 15.95 13.20 15.03
2020 16.13 13.57 15.45
2021 16.22 13.75 15.66
平均 16.06 13.54 15.31

家の外に出る猫の場合、事故、猫同士のケンカ、感染症などのリスクがあるので、どうしても完全室内飼いの猫より、平均寿命が短くなります。

それでもワクチンの普及により、家の外に出る猫の寿命は伸びていると思われます。

猫は、慢性腎不全になる確率が高いですが、これさえ克服できれば、30年は生きられると言われています。ただし、完全室内飼いが条件です。

現在、東京大学大学院の宮崎徹教授が、猫の腎臓病の治療薬を開発しています。

近い将来に実用されるようです。また、腎臓病を予防できるキャットフードも開発中です。

 

追記:2022年2月22日

宮崎徹教授は、非営利の「AIM医学研究所」を設立。2022年3月末で東大を辞めて独立されます。猫の薬は、最短で2023年の承認申請をめざしています。

猫の腎不全が防げれば、平均寿命は30年になると言われています。

AIM医学研究所への寄付などはこちら>>一般社団法人AIM医学研究所

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